標高1955mの入笠山山頂。快晴で風もなく絶好のコンディション。登山者が次々と上がってくる。大き目の石にサーマレストの”座布団”を置いて、その上に腰かけた。本当なら山頂をあちこち徘徊して、360度のパノラマを楽しみたいところだが、一旦腰を落ち着けてしまうと動く気がしない。
座った目の先に中央アルプス、木曽駒ケ岳・宝剣岳。この連休、中央アルプスでは登山のエキスパート2名を含む3名が亡くなった。
八ヶ岳(赤岳・権現岳)。
鳳凰三山と甲斐駒ケ岳、北岳。
そして富士山。
北アルプスは見られなかったが、これだけの展望があれば十分満足である。よっこいしょと、重い腰を上げ迂回コースで帰途につく。つま先に爪がないチェーンスパイクでの下りは、少し心許ないが細心の注意を払いながら歩行した。
凍りついたサルオガセ
積雪が少なく、笹薮が埋まりきっていない。踏み抜く心配もない。
岩場コースとの分岐点。ちょっとした雪の壁ができていた。
うつくしい霧氷。
マナスル山荘本館に立ち寄ろうと向かったが、多くの登山者が建物の外まで溢れていたため断念。そのマナスル山荘本館の若女将こと犬の「こはだ」が2月8日に虹の橋を渡った。
- 単独で山頂に出向き登山者にお裾分けをねだる「こはだ」(2017年2月撮影)。
- 小屋の前で日なたぼっこ中の「こはだ」(2016年12月撮影)。
富士見パノラマリゾート、ゴンドラ山頂駅の脇に作られた高さ8.5mの人工氷壁。山岳ガイドが有料で登り方や安全確保の方法を教える。まもなく営業を開始するらしい。パノラマアイスタワーと称すらしい。
ギックリ腰は温めてはいけないそうなので温泉には入らず、下山後はまっすぐに帰宅したのであった。
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