石川県の親類の家に遊びに行った翌日、富山県南砺市の「菅沼合掌造り集落」を見て歩いた。昨年の相倉合掌集落に続く「越中五箇山の合掌造り」見学である。
五箇山は隣接している岐阜県大野郡白川村の白川郷(荻町地区)とともに1995年に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されている。中でも菅沼の集落に至っては合掌造りが9軒と至って小規模である(参考までに相倉合掌造り集落は23軒、白川郷萩町合掌造り集落は60棟)。駐車場に車を停める際に保存協力金と駐車料金を合わせて500円を徴収される。小規模が故にこの500円が「高い」と思われる節があるが旅行者のみなさま、歴史的遺産の保存のためと考えましょう。
「塩硝の館」とか「五箇山民俗館」とか、合掌造りの中に入って「見るべきもの」もあるようだが、時節柄、外からの見学だけとした。そのため可能な限り集落の広範囲を歩いてみた。
「庄川」が大きく湾曲したところに突き出るように集落が出来ている。
集落の鎮守「神明社」の森。お墓が見えるが、お供え物を狙って来るのか、お墓の周りでイノシシの落し物が散見された。
↑ 分厚い茅葺。
土産店の周りは旅行者がいっぱい。店頭には飛騨の「さるぼぼ」や「栃の実せんべい」もあった(笑)。
エレベータで展望台に上がると集落が一望できる。閑散としているように見えるが、大きく分けて上下2か所ある駐車場はほぼ満車だったからそれなりに旅行者(観光客)は居た。
柿の木。
菅沼集落では饅頭のようなお菓子を土産に買い求め帰路に就いた。近く人間ドックがあるので終わってから頂こう。
実のところこの前日は福井県の一乗城山と文殊山へ出かけていたのだが、どちらも天候が気に入らず(笑)山行をしないまま石川県へ移動していたのであった。
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