2019夏、燕岳 2

数ある山小屋の中でも快適で人気が高い燕山荘だが、今回、印象が少し変わった。案内されたときに「畳一畳に二人」ということは聞いていたが、それがあれほど苦痛とは思わなかった(笑)。小柄な人ならともなく、大柄な男の畳一畳二人は地獄である。寝返りどころか挟まった腕が抜けない(笑)。窮屈な状態で熟睡できなかったためか、翌日の朝食はあまり進まず体調もすぐれなかった。

気分転換に2階の出入口から外へ出た。太陽が昇る方向は幾重もの雲がかかっていてご来光は期待できなかったが、雲の下で光る安曇野の街の灯りや淡いモルゲンロートの燕岳が美しかった。

ハリーポッターのワンシーンのよう。

売店で少しばかりの買い物を済ませ、燕山荘を出発したのは5時40分頃。

太陽が昇った方角の雲海。

出発の前に飛騨山脈のパノラマを拝む。槍ヶ岳は雲に隠れてしまっているが、樅沢岳、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳などが並ぶ。

合戦沢の頭付近では槍の穂先を見ることが出来た。

大天井岳と稜線に山小屋「大天荘」が見えた。

合戦小屋までは問題なく歩行できたが、その先の富士見ベンチを前にして膝(というより大腿)が壊れ始めた。今回の山行に向けてはトレーニングをしていないし、直前に”骨のある”登山をしていなかったからある程度は覚悟していたのだが・・・。次第に膝と大腿が自分の体を支えきれなくなり、バランスを崩して尻もちをついたり、果ては転倒したり・・・ということになるのだが、前回の轍を踏まず、それだけは細心の注意を払っていた。しかし、注意を払っていても、体重を支えきれない膝は不安定で危険極まりない。第三ベンチ、第二ベンチ、第一ベンチでそれぞれ40分以上の休憩を取った。

第二ベンチ以降は雲行きが怪しくなり、ポツポツと雨が降り出した。それでも本降りにならなかったことは幸いだった。

想定していた時間から大幅に遅れて13時頃、中房温泉登山口に下山。やれやれである。売店でソフトクリームでも食べたかったが、立っているのも辛い状態。今回は第二駐車場に車を停めさせてもらったが、中房温泉登山口から緩やかに下っていく舗装路の歩行が一番堪えた。トレッキングポールで前のめりに体を支えながらカメの如くゆっくり歩くしかなかった。

無事、第二駐車場まで歩き抜き、その後は有明荘で温泉に浸かり一息つくことが出来た。ランチは有明荘で「山賊焼き定食」を頂く予定だったがタイムオーバーで叶わなかったのが残念。今回の燕岳は反省が多く、今後の課題を突き付けられた登山となった。

 

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