竜ヶ岳(鈴鹿山脈) 2

遠足尾根・新道分岐を左に進む。ここからしばらくの間は「カレンフェルト地帯」と呼ばれる。カレンフェルトとは、雨水により溶食された石灰岩が縦横に無数の溝を形成し、それら溝と溝のの間に高く残った部分のことを言う。それが墓石であったり羊や象の群ような景観を呈する。

標高800m、「遠足尾根・大鉢山分岐」付近で積雪。

辛抱しながらヤセ尾根を越えていくと左方向の視界が開けた。左奥が竜ヶ岳山頂と思われるが、恐ろしいほど近付いていない(笑)。

今度は笹原の雪渓を越えていく。中央に付けられた足跡が頼り。

しかし正直に足跡をトレースしていくとコースアウトが待っていた。雪渓を突き抜け笹原を踏み越えていけば良かったのかもしれないが、ルートを確認できず。雪渓の2/3まで引き返して左手にある登山道へ合流した。チェーンアイゼンを”お守り”として持ってきたが、この山行では使用することはなかった。

山頂が少し近付いたか。それにしても展望が良い。ミドルレイヤーのままで歩いているが、少しでも立ち止まると稜線上の強風で体が冷える。それどころか足の踏ん張りが効かず、突風に飛ばされるところだった。

ここからも海が見えた。中央の山は福王山?
向こうに菰野町からいなべ市の市街地?

石榑峠の方向かな?それとも向こうは御在所岳?

「遠足尾根・金山尾根分岐」標高1034m。笹薮を掴みながら道無き道を、強風に煽られながら登った。どこからともなく登ってきた男性三人組に先を譲る。笹薮にしがみ付きながら軽快に登って行く彼らを眺めていたが、寒い。先を急ごう。山頂までは標高差約60m、コンディションが良ければ30〜40分で辿り着く距離だが、今回はここまで。下山の脚を残しておかねばならない。

あれが竜ヶ岳山頂。

御池岳(左)と藤原岳の稜線?

登ってきた遠足尾根。

金山尾根を30mほど降りて、風が弱い場所でようやく衣類調整。粉末のお茶をテルモスのお湯で溶かして飲んだ。本当は山頂でカップラーメンを食べようとザックに入れてきたのだが、そんなシチュエーションにあらず。

金山尾根は、雪解け水が標高900m辺りまで登山道を流れ落ちていた。おかげで足元が相当泥濘んでいた。

降りは登り以上に時間を要した。とにかく脚がパンパンで、悲しいかな長時間歩くことができない。50mほど降りて休憩の繰り返し。頭の中で「ゆっくりゆっくり」を反復する。

最後には東屋で大休憩。宇賀川から吹き上げてくる風で寒かったが、なんとなく心地よい。残っていたお湯でコーヒーを入れ、ザックの奥に潜めておいたゆで卵を食す。ここまで来ると宇賀渓谷駐車場は目と鼻の先。と言っても15分ほどかかる。山頂には立てず、しんどい山行だったが無事、降りてこられた安心感から、プチ満足。

最後の頑張り。東屋を出て、左手に今朝ほど登った遠足尾根登山口を見ながら舗装路を歩く。時節柄か、今回の竜ヶ岳は本当に人気(ひとけ)の無い登山だった。駐車場にはまだ数台の車が残っていたが入山する人自体が少ないのだろう。駐車場近くの「コナラ」でピンバッチを購入し、阿下喜温泉へ。あじさいの里で汗を流して帰路についた。

 

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