大菩薩嶺・上日川峠から 2

標高1811mのピークを過ぎて少し登ったところで背後が明るくなった。前だけを見て登ってきたので、背後の景色など知る由もなかったが、願いが通じたのかガスが流れて眺望が広がっていた。左の山塊が中央アルプス、真ん中に小さく見えるのは御嶽山だろうか。残念ながら富士山は確認できなかった。

展望が楽しめたのは、ほんの一瞬。歩行を再開して振り返ると、あっという間にガスに隠れてしまった。

雷岩直下の登りは、見上げるほどの急登だった。ここまですれ違ったパーティは無かったが、背後から単独登山者と3名のパーティに登山道を譲ってきた。その先行者が雷岩で一服中だったため、標柱の画像だけ撮ってだ大菩薩嶺へ。

雷岩から大菩薩嶺への稜線は所々に僅かな積雪があった。

大菩薩嶺登頂。樹林に囲まれ展望がない場所にあり、そそくさと引き返す。

雷岩と大菩薩嶺は、往復20分ほどの距離。稜線らしくなだらか。奥の岩が雷岩だが、由来は「この場所で雨乞いをしたところ、願いが叶い雷を伴った雨が降った」というようなことをテレビ番組で聞いたような記憶がある。

雷岩から賽ノ河原へ向かう稜線は、大菩薩嶺の見どころ・歩きどころのひとつだが、今回は稜線からの眺望は見えず、足元は雪が溶けて酷く泥濘みストレスが溜まる歩行を強いられた。

泥まみれのゲイターを引きずって、賽ノ河原に到着。ガスの中に避難小屋(大菩薩峠休憩舎)が確認できる。賽ノ河原は古の「大菩薩峠」である。展望がないので「妙見ノ頭」はスルーした。

避難小屋でコーヒーを入れ菓子パンを齧った。テルモスのお湯は先夜自宅を出る際に沸かしたものだが、翌日の11時近くになっても十分な熱さを保っていた。

「親不知ノ頭」。富士山の眺望や日の出が美しい・・・らしい。

賽ノ河原から10分ほどで「介山荘」。前回は大菩薩峠周辺にも多くの登山者がいたが、今回は誰もいない。介山荘で少しばかりの買い物をして下山する。

介山荘からの林道は雪が残っていた。積雪は大したことないが、唐松の落葉の上に雪が積もっているため、特に林道の中央付近は踏み抜く。雪がない場所でも、唐松の落葉に小石が積もった所では、雪と同じように踏み抜いた穴が幾つも空いていた。

休業中の「勝縁荘」、「富士見山荘」を経て「福ちゃん荘」に戻ってきた。福ちゃん荘から登山道に下りず、上日川峠の駐車場までは林道を歩いた。

登山の後には温泉が付きものだが、宿泊地の諏訪まで一般道を3時間かけて走り、ホテルの天然温泉で汗を流した。晩飯に諏訪の街をぶらぶらしたが、湯冷めを心配する必要がないほど暖かだった。

 

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