晩秋の上高地 2

平地と違って標高1500mの上高地では11月に入れば晩秋どころか、初冬の頃だろう。フード付きの薄手の中綿ジャケットを羽織って歩いたが、汗かきの自分としてはそれほど汗をかかなかった。しかし、「寒い」というほどでも無かった。

大正池ではこの画像の左手で浚渫工事が続いている。大正池を発電用の貯水池として利用している霞沢発電所が、1928年にできた当時と比べ、上流域や焼岳から流入する土砂により池の総容量が51976年には1/9に減少したそうだ。翌1977年から東京電力による浚渫工事が始まり、現在も年間の浚渫量2万㎥前後の大規模な浚渫を続けているそうだ。

「自然豊か。」である。豊かな自然に感心する一方で、大正池ホテルに上がり「あ、そう言えば閉まっていたな」と思い出す愚かな自分。空腹よりも水分の補給をしたいが致し方なし。ザックのウエストポケットにあった「1本満足バー」を齧りながら河童橋方面へ引き返す。

コメツガ?の幹で成長したサルノコシカケ。大きいもので幅50cmほどあった。

枝分かれした枝も太い。それこそ腰掛けになりそう。

根元から倒れた木。この辺りには何本かあった。

帰りは林間コースを歩いた。春や夏であれば鳥の囀りや咲き乱れる草花を楽しめたかも知れないが、初冬とあっては変哲もない林道だ。田代湿原で本道と合流するが、行きに立ち寄っていなかった田代池へ。

少し早足で穂高橋を渡って梓川右岸に戻った。「上高地温泉ホテル」の自動販売機でようやく水分補給。その後、ホテルの売店に立ち寄り缶ビールとカップヌードルを購入。体を温めるスープがあればよかったが、とりあえず…。
上高地温泉ホテルの売店横には「足湯」がある。有料では無いが義援金を求める貼り紙(右の柱)と箱が備え付けられている。ほどなく着席した外国人旅行者の一行にはそれが解らなかったようだ。傍で登山者と思しき日本人女性が財布の中から小銭を出して箱に落としてから足を湯に浸していた。自分はペットボトルの水を飲み干しながら、そんな様子を眺めていた。

 

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