大雪山系・黒岳 2

一つの山ではないことを明確にするため、「大雪山系」という呼称がしばしば使われる。大雪山系と言われる場合、広義には表大雪、北大雪、東大雪、十勝岳連峰を包含する大雪山国立公園の南北63km、東西59kmと広大な広さとなる(Wikipedia)。標高1984mの黒岳は、火山性の大雪山にあって、山頂付近まで樹木が生い茂り、遠くから眺めるとそれが黒々としていることから「黒岳」と名付けられた。

九合目近くまで登ると「マネキ岩」が見え始める。濃いガスに包まれシルエットは薄っすらとしか見えない。

ガスが晴れてマネキ岩がはっきりと見える。標高を上げるにつれて、この岩が次第に大きく見えてくる。
もう一月もすれば、この辺りの斜面は紅く色づくらしい。

ほぼ黒岳山頂からのマネキ岩。ずっと眺めながら「円空さんの仏像に似ているな」と思っていたが、この大きさ、この角度から見ると前の3体がまさに「円空仏」である。

そして、めでたく登頂!

私が登ったのが8月13日、その4日後の8月17日には黒岳で初冠雪があったようだ。これは昨年より42日も早く、観測を始めた1974年以降最も早い。この日も黒岳山頂は気温が低く、防寒着の用意はしてきたが短パンでは寒すぎた。

パノラマで。中央やや右が「旭岳」、その左が「北海岳」であろう。「白雲岳」も確認できる。右端は「北鎮岳」か。その手前に「凌雲岳」「桂月岳」も見える。「桂月岳」の名称はワッカ原生花園でも紹介した詩人・大町桂月の名前に因んでいる。

山頂の祠。黒岳にはいろいろ思うところあって、長めのお詣りをさせて頂いた。

元よりお鉢周りや旭岳に向かう計画はなく、また寒さから民宿の女将に作って貰ったおにぎりを頂く余裕もなく即座に下山した。下山中も花に目を奪われる。

「ダイセツヒナオトギリ」

「ミヤマアキノキリンソウ」

「カラマツソウ」

「エゾシマリス」。警戒心がないのか、人に慣れているのか逃げる様子がない。だから、一見では雷鳥のヒナかと思った。七合目登山口辺りに多く繁殖しているようで休憩所周辺で子供達が大喜びしていた。

七合目登山口に無事下山し、休憩所でピンバッチを買い求め、外のベンチで小休止。その後下りのペアリフトに乗りロープウェイ黒岳駅に向かう最中、すれ違う登りのペアリフトに乗った外国人女性がスマートフォンを落下するアクシデント発生。リフトの支柱に書いてある番号を指差して「覚えておくよう」に伝えたつもりだが、どうだったか。リフト下車後に係員にスマホ落下を伝えたので事なきを得たとは思うが。

「シロバナイワブクロ」ペアリフトからロープウェイ駅までの間の路傍で発見。ちょっと元気がない。

正午前にロープウェイ層雲峡駅に帰着。自動販売機で飲物を補充して次の目的地へ向かう。運転中しながら食べることになったが、民宿の女将が作ってくれたおにぎりが美味しかった。

層雲峡から阿寒湖方面に向かい、一ヶ所立寄った後、この旅の出発地であり、最後の宿泊地になる釧路へと向かった。距離約250km、4時間半のロングドライブだ。

 

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